殴り書きの手紙

夜の風が少し冷たい。

私も今日は少し冷たい日。

また夜がくる、

夜中になると怖くなる

夜は長い。

誰か隣にいてほしい

そうおもいながらも

特定の人を思い浮かべる

果てしない深さに触れていく

一日中考えて、考えて、考えて、

答えなんて出ないのに

答えをみつけようともがいてる。

求められたい、愛されたい

そんなことばっかり考えて

相手の幸せを平気で奪おうとしてしまう

自分のことしか考えられない

なんでこんなに欲深いんだろう

どれだけ取り繕っても、

大人ぶっても、

結局子供の頃の自分と

女性としての自分が

とある世界では共存しているらしい。

いっそのこと、

わがままを通して許されていたい

泣いて許されていたい

1つ1つの言葉に喜んで

1つ1つの言葉に傷ついて

泣いたり笑ったり拗ねたり怒ったり。

あたたかい言葉を求めて

冷たくする

求められてたくて

そっけない態度をとる

気にかけてほしくて

返事をしにくい言葉を送る

でも

冷たくして

そっけなくして

返事をしにくい言葉を送っても

そのまんまブーメランみたいに

自分に返ってくる

自分で投げたらものなのに

うまく受け取れない

ばかだよなあ

余裕そうな彼と

余裕じゃない自分とを

比べては

遠く感じる

いや、もともと遠い世界の人だったのかもしれない

隣にいたのに

いつのまにか背中がみえなくなってきている

むしろ隣にいたことが

幻想に思えてくる

もう少ししたら

幻想さえも散っていくんだろう

器用じゃない。

大人になりきれない

嘘なんてつけない

余裕なんてない

彼のせいにしたくない

全部受け入れてくれるんだろうけど

こんな自分を見られたくない

逃げ出したい

いっそのこと嫌われたい。

大嫌いな人になりたい

迷惑だって言われたい

さよならって最後の言葉で締めくくられたい

ぽっかり空いた穴を埋めるように

好きでもない人との時間をつくる

忘れるために

記憶をかき消すかように予定を詰める

新しい思い出で塗りつぶす

自分の体を投げ捨てる

信じるって難しい

自分のことすらまともに信じられない

疑っちゃう

決めつけちゃう

困らせちゃう

前向きな言葉なんて

綴れない

綺麗な言葉なんて

渡せない

殴り書きの手紙。

切手には涙を。

今日は宛名も差出人もかかないでおこう

誰にも届かず

返される場所もなく

知らないところで捨てられるために書いた手紙。

今日もまた夜は長そうだ。

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